こんにちは!
ミナトミュージックサロンのピアノ講師、深作真希です。
「メロディーの音を集中して聞いてみましょう♪」や
「じゃあベースの音を大きく!聞こえますか?」というと
えーそんな高度な事言われても~!!っとなってしまいがちですが
これは誰しもが日常で出来ていることなのです♪
誰が何を言っているかわからないような騒がしい場なのに、
自分の名前はしっかりと耳に入ってきたという経験は
あるのではないでしょうか。
人混みや雑踏の中でも自分に関係があったり興味があったりする
キーワードを自然に聞きとることができる現象を「カクテルパーティ効果」
と言います。
耳や目から入る情報のすべてを同じように扱っているわけではなく
自分に関係のある(興味のある)情報だけを選び出し
そのほかはシャットアウトしているんです。無意識に
なぜこんなことができるのかというと膨大な情報の逐一処理で脳がオーバーヒートするのを防ぐためのようです。
ムダを省いて効率よく頭を使っているわけですね。
このカクテルパーティ効果を追体験できる動画がYouTubeにいくつかアップされています。
動画はバスケットの練習で「白チームは何回パスを交換したか」という
クイズになっています。
2つのチームが混ざりあうのでよ~く見て数えてくださいね!
動画が静止したところで一度ポーズしてください!
答えは13回でした。
でも実はこの動画は認識力=カクテルパーティ効果をテストするものなので
熊が出てきたのをあなたは気がつきましたか?
私たちの脳は、雑多な情報の中から必要なものだけを選び出して
ほかは無視できます。
この動画では、「白チームのパス交換回数」に注目したことで、
本来見えているはずのものが見えなくなったんです。
それではポーズを解除して再生を再開してください
クマはどんな動きだったでしょうか?!