こんにちは!
ミナトミュージックサロンのピアノ講師、深作真希です。
年末になるとさまざまなコンサートが開かれます
その中で一風変わった演奏をご紹介します♪
ピアノは普通、指で鍵盤を弾き、ペダルを足で踏んで演奏します。
しかし、20世紀に入ってから、その他の奏法が考え出されましたので、代表的なものをご紹介します。
ただし、これらの奏法はピアノを傷めますw
はじめに『トーン・クラスター』という
手のひらや腕で、鍵盤の広い範囲を弾く奏法です。
ヘンリー・カウエル(1897-1965)が考案しました。
そして『内部奏法』
ピアノ内部に張られた弦を、直接指ではじいたり、叩いたり、爪でかき鳴らしたりする奏法です。
コレもまた、ヘンリー・カウエルが考案しました。
あとは『プリペアド・ピアノ』です。
これはピアノ内部の弦やハンマーに、消しゴムやボルトなどの様々な異物を挟みこみ、音質を変えたピアノです。
これで演奏すると、音色やタッチが変わり、ピッチが変わって微分音(半音より狭い、鍵盤上には無い音程)が出せたりします。
ヘンリー・カウエルの弟子、ジョン・ケージが考案しました。
その他にもピアノの外側やフタを叩いたり、弦に定規を乗せたり
洗濯バサミで弦を挟んだり、ペダルを瞬間的にガッと踏み込んだり
音を出さないで鍵盤を爪でグリッサンドしたり、調律を変えてみたり
釘を鍵盤に打ち付けたり(ひどい!!)
その他いろいろ…
やりすぎは好ましくはないですが少し遊ぶ程度なら
音を楽しむ音楽が成立するのではないかと思いました♪