こんにちは!
ミナトミュージックサロンのピアノ講師、深作真希です。
前回に引き続き“ピアノ曲の種類”についてご紹介いたします♪
それでは・・・
まずは『トッカータ』
イタリア語の「トッカーレ(触れる)」に由来しています。即興的な鍵盤曲で、バロック時代に特に栄えました。ロマン派以降のトッカータは、速いテンポの華やかな小品や、練習曲のようなものが書かれています。
J.S.バッハ「トッカータとフーガ」、ドビュッシー「ピアノのために:第三曲トッカータ」、ラヴェル「クープランの墓:第六曲トッカータ」など
次に『フーガ』
対位法に基づき、一つの主題を他の声部が追いかけるように続いていく形式の曲です。これはバロック時代の器楽曲で重要な形式になりました。単独ではなく、他の楽曲と組み合わされることが多い曲です。古典派以降は、作品の中にフーガを組み入れた構成のものが生まれました。
J.S.バッハ「フーガの技法」、ベートーヴェン「エロイカの主題による15の変奏曲とフーガ」など
そして次に『性格的小品集』(キャラクター・ピース)
標題の付いた自由な形式の小品をまとめてこう呼びます。
即興曲(アムプロムプテュ)、夜想曲(ノクターン)など、様々なものがあります。
シューベルト「即興曲」、ショパン「夜想曲」、シューマン「子供の情景」、メンデルスゾーン「無言歌集」、リスト「巡礼の年」など
それでは~次回で“ピアノ曲の種類”は一通り終わると思います♪