こんにちは!ミナトミュージックサロン ピアノ講師の辰巳真理です。
先日、梅雨時に聴きたくなる曲について書きましたが、今日もまた雨にちなんだ別の曲をご紹介したいと思います☔️
今日は、雨のピアノ曲の定番中の定番!
ショパン作曲「雨だれのプレリュード」を
とても有名な曲なので、たくさんのピアニストの録音が残っていますが、私が特に好きなのがこのルービンシュタインの演奏です。
夜、明かりを暗くして、目を閉じて聴いたりなんかしたら、もう身体が音に包まれた感覚になってゾクゾクしますよ((((;゚Д゚)))))))
ちなみに、このプレリュードの相性「雨だれ」ですが、これはショパン本人がつけたものではありません。
正しいタイトルは、「プレリュード15番」。
ショパンが作曲した24曲のプレリュード(前奏曲)の15番目の曲です。
なぜ「雨だれ」と呼ばれ始めたのか?については、諸説あります。
この曲は、ショパンが最後の恋人ジョルジュ・サンド(女流作家)と一緒にマジョルカ島で転地療養していた時に書かれました。
ある日、ショパンが一人作曲をしていたところ、突然豪雨が降り出し、サンドの身に何かあったのではという激しい不安にかられたことから、雨だれのように一定音が続くこの曲が生まれたという節や、ショパンがピアノを弾いている音と、雨だれが軒下からしたたり落ちる音とが微妙に調和していた、とサンドが書いていることから生まれたという節など。
なんだかどれもロマンチックなお話♪
これらの節が本当でなくても、それほどの想像を人に掻き立たせるショパンの描写技術はやっぱり素晴らしいですね(^ ^)
是非、暗闇で妄想を広げながら聴いて頂きたい一曲です☆