こんにちは!
ミナトミュージックサロンのピアノ講師、深作真希です。
ピアノを演奏するにあたっての基礎テクニックを
「譜読み」「演奏技術」「表現力」の3ポイントです☆
その中でも最初にしっかり身につけておきたいのは「譜読み」
楽譜を正確に速く読むことができると弾くことに集中できるので、
指の動きに気を配ったり、表情をつける余裕がうまれ、
効率良く演奏を仕上げていくことができます♪
今回は譜読みのベースとなる、
ピアノを弾くために必要な楽譜のしくみや記号をご紹介していきます。
ピアノには88の鍵盤があり、その中のどの音を弾くのか示すのに使われるのが音部記号で、ピアノの譜面ではト音記号とヘ音記号が使われます。
ト音記号
主に鍵盤の右半分(高音部)の音を記すために使われます。
ト音記号のかたちはお馴染みだと思いますが、
なぜそのような名前がついているのか知っていますか?
「ドレミファソラシド」という音の読み方を、
日本の音名で言うと「ハニホヘトイロハ」になります。
ト音記号を見ると、記号の書き始めの線上の音はソ、つまり日本音名ではトになります。
そのことからト音記号と呼ばれているのです。
ヘ音記号
主に鍵盤の左半分(低音部)の音を記すために使われます。
ト音記号と同じように名前の由来は記号を書き始める位置と関係があり、
ファ(日本名ではヘ)の音と同じ線上から書き始めることからヘ音記号と呼ばれます。
広範囲に渡るすべてのピアノの音を示すために
ト音記号とヘ音記号を組み合わせた譜が使われ、これを大譜表と呼びます。
下の図で鍵盤と音の位置関係を確認してみましょう。
次回は続いて音の種類や長さについてです♪