こんばんは、ミナトミュージックサロン ピアノ講師の辰巳真理です。
私は、ピアノのレッスン中、よく生徒さんとピアノの豆知識などをお話をさせてもらいます。
ピアノという楽器はとっても複雑なので、ピアノを弾けるけどピアノのことは良く知らない。。というピアニストが実はたくさんいるんですよね。
ミナトにいらっしゃる生徒さん達に少しでも残る知識をと思い、いつも色んなお話をさせていただいております(*^^*)
さて、タイトルにも書いた「ピアノの本名」。
ご存知ですか?
今のところ、私の生徒さんの正解率は0%です。
すぐに頭に浮かんだ方は、ピアノ史マニアかもしれませんね?笑
「ピアノの本名」の正解は、
ピアノフォルテです。
音の強弱を表す記号のp(ピアノ)とf(フォルテ)のイタリア語が語源です。
ピアノという楽器は、ピアノ(弱い音)もフォルテ(強い音)も自在に操る鍵盤楽器として、この名前が付けられました。
鍵盤楽器は、もともとは室内楽用の楽器で、伴奏がメインでした。
例えば、チェンバロは、小さなサロンなどでのコンサートにぴったりな楽器です。
産業の発展のおかげで、金属フレームができ、現代のような華やかな音を実現できるピアノが誕生しました♪
このような発展無しでは、ショパンのバラードのような劇的な作品や、ラフマニノフのピアノ協奏曲のように壮大な作品は生まれることがなかったということですね。
ですから、ピアノを弾く時には、音のミスだけに囚われないで、是非音の強弱のたくさんつけることを楽しんでください♪
それこそが、ピアノという楽器の本来の醍醐味なのです♡