こんにちは。ミナトミュージックサロン ピアノ講師の辰巳真理です。
6月に入ってついに梅雨入りが発表されましたね。
今日は、私が個人的にこの季節に聴きたくなる曲をご紹介したいと思います♪
梅雨時になると、どうしても水をモチーフにした曲が恋しくなるのですが、
一番初めに思い浮かべるのがこちら
ラヴェル作曲の「水の戯れ」です。
こちらは、アルゼンチン人の女性ピアニスト マルタ・アルゲリッチの演奏。
今はもう白髪のアルゲリッチが30代だった頃の演奏で、繊細なキラキラした音がとても美しいです。
私が初めてこの曲を知ったのは中学の音楽の授業中でした。
最初の1小節を聴くだけで、水が流れるイメージが湧いてきて、とっても感動したことを覚えています。
ちなみに、この曲のオリジナル題名はフランス語で「jeux d’eau」
日本語に直訳すると、水の遊びといった感じでしょうか。
水の遊びとは、主に噴水のことを指しているんですよ。
日本のしっとりとした、梅雨時の雨水とは違った面を持った水のキャラクターを描いた曲ですが、
5分の短い曲の中に、跳ねる水しぶき、光を帯びてキラキラ光る水、水の速い流れ、少し留まった水…
色んな水が想像できて、ピアノという楽器の良さがたっぷり活かされた曲です♪
鬱々とした梅雨時にキラキラした曲が聴きたい気分の時に是非聴いてみて下さいね(^^)