こんにちは!ミナトミュージックサロン ピアノ講師の辰巳真理です。
新緑が美しい季節になりましたね♪
そろそろ皆さん新学期にも慣れてきた頃でしょうか。
以前、ピアノを始める適齢期について少しこのブログで私の意見を書かせてもらいましたが、今日は大人になって楽器を始める喜びを皆さまにシェアしようと思います。
楽器のプロになろうと思ったら、もちろん幼少期からの訓練を積む必要がありますが、趣味で弾くことに関しては、どんな年齢でも遅すぎることはありません!!
むしろ、子供と比べ、日々の生活に新しい出来事が減ってしまった大人にこそ、楽器を覚える喜びを知って欲しいと私は思っています。
ルーティーン化した生活の中で、新しい喜びが日常生活に与える刺激はとても大きいですよ。
私の思う、大人になってから学ぶメリットは、2つです。
1. 効率的に学習できる
子供が楽器を覚える感覚は、運動と少し似ています。
とにかく手を動かすことが楽しくて、速い曲が弾けると嬉しいし、曲を暗譜する際も毎日弾いていたら手の動きで覚えちゃった!というのが子供の頃によくある特徴です。
大人になってからは、曲の構成や意味などを譜読みの段階から考えられるので、指の動きが鈍っていても譜読みは意外とすぐにできたりします。
ソナチネとソナタの違いは?
アラベスクって?シシリエンヌってどんな意味?
など、その曲が作曲された時代背景や作曲家の意図まで汲み取って弾けるようになるので、演奏にも深みが出てきます。
小さい頃にピアノを習った方も、同じ曲を、大人になってもう一度勉強すると違った角度から文化的に楽しめますよ。
2. 一度覚えたことを忘れない
子供の特徴は「すぐに覚えて、すぐに忘れる」だと思います。
30分のレッスンでもすぐに1曲弾けるようになったと思いきや、2週間レッスンが空いて練習していないとすっかり元に戻っていたりします。
前述の通り、大人になってからの学習は、頭で納得しながら進んでいくので、一度覚えたことは意外と忘れません。
文化的な知識は宝物だと私は思います。
たった週1回のピアノレッスンでも、新しく覚えた知識がずっと自分の知識として残って、普段の生活や仕事、旅行先で、美術館で、など様々な場面で生きると人生にワクワクが増えますね♪
何を隠そう、実は私も大人になってから新しい楽器を習い始めた人間でして…尺八、ディジュリデュを勉強中です。
どちらも古い民族楽器ですが、ピアノが持ち運びできないために、持ち運びできる笛への憧れが強いのです。。。笑
「大人になって、知っていることが増えたからこそ、新しいことを覚える喜びを常に覚えておこう!」
という、音大の時に教授から教えていただいた言葉通り、私自身もいつも新しいことを始めるように努めています。
ミナトにレッスンに来られる方々と、その気持ちを少しでも共有できたら嬉しいです♪
それではまた!